【35歳の転機】失恋パリ旅行をきっかけに、小学生からの夢であるパティシエの道へ

Profile

ペンネーム: ムー

転機の年齢:
35歳
現在の年齢:
38歳
性別:
男性
職業:
パティシエ

Before

新卒で企業に就職、驚くほどホワイトな会社員に

自分でも驚くほど何も考えず、周りの友達がそうするから就職活動をし、氷河期だった割にはそんなに苦労することもなく内定をもらい、平凡な社会人として働きはじめました。

大学が経済学部だったからか経理部に配属。ブラック企業とは程遠く、穏やかな上司や頼れる先輩に可愛がってもらい、深く考えずに入社した会社だったのですが、すっかり自分の置かれている環境を気に入り、順調すぎる程の社会人生活を過ごしていました。

社会人3年目になり、そんな穏やかで平和な会社員生活がこれからも続くと思っていた矢先、A子と出会いました。A子は会社の後輩で同じフロアの総務部で働いていました。よく笑う明るい人だというのが印象に残っていましたが、年末の忘年会で幹事をテキパキとしている彼女を見て、意外にもしっかり者で機転の利くところに惹かれていきました。

Turning point

大失恋を経験して

そうこうしているうちに、A子と付き合うようになりました。

きっかけはよく覚えていないのですが、なんとなく付き合った気がします。気に入ってる仕事としっかり者の彼女と、順風満帆な人生だと思っていました。そうして彼女と何年か付き合うちに、やはり「結婚」という二文字をなんとなく意識する様になりました。そこで彼女が30歳を迎える誕生日にプロポーズをしました。

これまでの経験上、OKをもらえて、皆がするような結婚式をして、子どもを育てて、定年まで働いて、、、自分の中ではそんな人生を描いていたのです。それが、まさかのNOでした。フラれてしまったわけです。

失恋をしてしまった翌日、総務部より有給休暇を消化を促す社内メールが周り、このメールが転機になったのです。私は帰り道に旅行会社へ行って、パリ旅行を申し込みました。そして2週間後にはパリにいました。1週間の滞在で甘い物好きな私はガイドブックにあるタルトやケーキを片っ端から食べて回りました。甘いタルトをのんびりと味わっていると、自分は甘いものがとてつも無く好きであるということを思い出しました。そしてフッと小学生の頃の夢が蘇りました。

「ケーキ屋さんになる

日本へ帰ってきた私は、会社に辞表を出しました。突然のことに上司や先輩は驚き、再考するよう説得されました。大変ありがたかったのですが、私の「パティシエになりたい」という意思は固く、また熱意が伝わったのか、「そこまで言うのならば」と退職願を受理してくれました。無理を聞いてくださった皆様には頭が上がりません。

会社に辞表を出し、パティシエの道へ
会社に辞表を出し、パティシエの道へ

After

新しい人生 挑戦の毎日

そこからは修行の毎日が始まりました。製菓学校に通いながら、自分の半分ほどの年齢の仲間たちと切磋琢磨する日々。

2年で無事卒業をし、今度は就職先です。二十歳前後の若者に比べ、アラフォーの就職はなかなか決まりませんでしたが、幸いなことに神戸のオーナーパティシエが1人でされている、ケーキ屋さんで採用してもらえることになりました。

小さな町のケーキ屋ですが、クリスマス時期になるといつ家に帰れるかわからない程ハードな毎日を過ごします。まだまだ修行中の身ですが、少しずつ仕事を任せてもらえる様になりました。いつか自分のケーキが焼ける様に精進します。

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