【19歳の転機】大好きな祖母が認知症になって私の夢が変わった

Profile

ペンネーム: ちゃむ太

転機の年齢:
19歳
現在の年齢:
29歳
性別:
女性
職業:
主婦

Before

将来の夢は幼稚園の先生になること

私の将来の夢は小学生の頃から、幼稚園の先生になることでした。子どもが大好きであり、素敵な先生になりたいと思っていました。

短大は幼稚園教諭・保育士免許を取得できる学校を受験しました。勉強や実習を重ねていくことで、夢がより身近になっていきました。
短大でしたので、2年で卒業となります。そんな中、短大1年生の終わりごろ、父方の祖母が軽度の認知症になりました。

祖母の家と私の自宅は100メートルくらいしか離れておらず、私は小さいころからしょっちゅう行き来をしていました。
また、小学校高学年~高校生まではほとんど祖母の家で寝泊まりをしており、祖母のことが大好きで、おばあちゃん子でした。

Turning point

祖母が認知症になったことで、夢が変わるきっかけに

そんな祖母が認知症になり、毎日同じことを繰り返し話したり、聞いてきたり、そんな日々が続くようになりました。

これまで認知症の存在や名前は知っていても、関わったこともなかったので、毎日同じことを話す祖母が鬱陶しく感じることもありました。
関わりたくなければ家に行かなければよかったかもしれませんが、でも大好きな祖母を放っておくことはできませんでした。

祖母は最初のうちは軽い物忘れや同じことを何度も繰り返し話す程度でしたが、認知症が進行していくにつれて昼夜逆転になったり、私や父の名前や自分との関係性が分からなかったり、排泄が一人では出来ない程になっていきました。

また、歳も高齢であったため転んだ影響で足腰が弱くなり、体を床に付けた状態で這うようにして移動するようにもなりました。
体の自由はきかず、認知面では他人の言うことが理解できず一人では生活するのが困難となり、常時介護が必要な状態になっていきました。

父と一緒に協力しながら祖母の介護をしていく中で、大変なことがほとんどでしたが、その中でも嬉しいことがありました。
ご飯を介助で食べてもらっている時、排泄(おむつ交換)の処理をした時など、そんな時に祖母は「ありがとねぇ」と何度も言ってくれました。
又、お礼の言葉と同時に見せてくれる満面の笑顔はとても可愛く、私にとってはとても嬉しいプレゼントのようなものでした。

この時、祖母が認知症になって介護をすることになったことが私の人生の転機となりました。

認知症の祖母のかけてくれた言葉が人生のターニングポイントに

After

私の将来の夢は介護福祉士になる

祖母の介護をしていく中で、私は認知症の方と関わる仕事や介護の仕事に興味を持つようになりました。

世の中の介護の仕事に対するイメージは、給料が安い、大変、汚い…などとは分かっていましたが、実際に自分が祖母の介護をしていく中で、嬉しいこと、楽しいことはたくさんありました。
もちろん大変なことの方が多かったですが、その嬉しい・楽しいと感じられた経験を今後に活かしていきたいと思いました。

そして短大2年生の頃、進路か就職かを考えなければならない時、専攻科という1年で介護福祉士を取得する道を選択しました。
1年間介護についてしっかりと学び、無事に介護福祉士を取得しました。その後は特別養護老人ホームで介護福祉士として6年間働きました。

現在は結婚・転勤を機に仕事を辞めていますが、また介護の道に歩みたいな思っています。
小さい頃は幼稚園の先生になることが夢でしたが、祖母との関わりで新たな夢ができ、その夢を無事に叶えることができました。

人生は何が起きるか分からないとつくづく実感しましたが、祖母との関わりが私のターニングポイントだったと胸を張って言えます。

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