【35歳の転機】人を笑顔にする道の駅

Profile

ペンネーム: furogu

転機の年齢:
35歳
現在の年齢:
51歳
性別:
男性
職業:
コンサルタント

Before

高校を卒業し公務員、日々同じことの繰り返し。そんなものだと諦めていた

東北の田舎で育った私は、高校を卒業すると公務員になりました。私の住むような田舎では、公務員が一番の成功者という風土がありました。そのため、公務員になれた時は本当にうれしかったです。配属先は大きめの地方都市だったので、初めての都会暮しでワクワクしていたのを覚えています。

しかし半年ほど過ぎてみると、いつも定時に出勤し、定時に退庁の生活。贅沢のできる給与ではなかったので、休日も大きな刺激はありませんでした。周りの先輩を見れば何年か後、年十年か後の自分の生活が見通せてしまい、何か人生がつまらなく感じていました。それでも、田舎の友達もそういう感じなので、人生はこんなものだとの納得している自分もいました。

Turning point

視察で出会った道の駅の元気な人々が、人生のターニングポイントに

農業系の部署にいるとき、私が働いている市にも道の駅を作ろうという話が持ち上がり、成功している道の駅に視察に行くことになりました。そこは私たちの市より人口が遥かに少ない市でしたが、市長さんを中心に頑張っている道の駅で、評判が良いところでした。

視察していると、そこで働いている人、農産物や商品を納入している人、訪れている人の多くが笑顔でした。置いている野菜、加工された特産物もキレイな包装で魅力的に並べられ、普段スーパーで見るものとは違っていました。市長さんや経営陣との会議でもバイタリティに溢れ、話を聞いているだけでこちらも元気になっていました。

道の駅は、地域の農産物を直接売る場を提供するだけでなく、加工することで仕事をふやし、訪れる人々を様々なイベントで笑顔にしていました。若い夫婦とその子だけでなく、おじいさんおばあさんも加え、親子3代が笑顔で楽しんでいました。自分も公務員として市民のために仕事をしてきましたが、こんな笑顔を見たことはありませんでした。自分たちの市にもこんな道の駅を作りたいと思い帰路につきました。

結局、私の市の道の駅の構想は、予算の関係で立ち消えとなりました。しかしこの出会いが、この先の人生を変えるきっかけとなりました。

初めて見る笑顔に、自分たちの市にも道の駅を作りたいと思うように。

After

本当の地方活性化を目指し、転職。手応えを感じる日々

道の駅の話がなくなり、とりあえずは単調な日々に戻りました。しかし、視察前と違う事がありました。地方活性化の一つの形に出会ったからです。

それから車で行ける距離にある、様々な道の駅を訪れることが趣味になりました。しかし視察で見たような、みんなが笑顔でいる道の駅はなかなかありません。道の駅自体が笑顔を作ってくれるのではなく、何か笑顔を作る仕組みがあるのではないかと考えていたところ、国土交通省で道の駅を管轄する方と話す機会がありました。その人は公務員だけではなく、中小企業診断士というコンサルタントの資格も持っており、ビジネスモデルとして視察した道の駅の仕組みを解説してくれました。

そして40歳を機に私も中小企業診断士の勉強を始め、現在コンサルタントして仕事をしています。仕事の内容は、地方を元気にしている道の駅や企業の仕組みを分析し、地方自治体や企業にレクチャーすることです。日々、地方活性化に貢献できていると実感し、充実した毎日を過ごせています。

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